屋上や市電の軌道の緑化 緑の帽子 緑のじゅうたん

屋上も路面も　進む緑化　市役所本館や銀行、市電軌道敷…　温暖化問題　意識高く[www.nishinippon.co.jp]

　ビル屋上や市電軌道敷に芝を植えるなど、鹿児島市で緑化の取り組みが目立ってきた。都市の気温が上昇する「ヒートアイランド現象」を抑え、都市景観にも潤いを、という試み。ビルが「緑の帽子」をかぶり、市電が「緑のじゅうたん」の上を走っている。

　鹿児島市は昨年７月から、市街化区域で、屋上緑化や壁面緑化をする事業所や住宅に対し、費用の２分の１を助成する事業をスタート。２００６年度の予算として４５０万円を計上したが、申し込みが相次ぎ、最終的に２倍近い約８３０万円になった。同市公園緑化課は「地球温暖化問題に対する市民の関心の高さを感じた」と話す。　同助成を受けて屋上緑化をしたのは、事業所や個人住宅、集合住宅など２１件。市によると、屋上緑化により、階下の室温が２‐３度下がる効果が出ているという。
　同市自らも、市庁舎本館で屋上緑化を実施。屋上を４ブロックに分け、シラスや杉の間伐材、焼酎かすなどを原料にした４種類の基盤を使い、緑化の検証をしている。市公園緑地課＝０９９（２１６）１３６８＝に申し込めば、見学できる。
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　一方、鹿児島市電の軌道敷を芝生で緑化する事業も着々と進む。鹿児島中央駅から鹿児島駅までの軌道敷を来年３月までに緑化する計画で、既に高見馬場電停までの緑化を終わった。市は緑化した軌道敷を日没３０分後から午後１０時ごろまでライトアップし、観光振興につなげる考え。軌道敷緑化とライトアップの完成記念式典は２６日、鹿児島中央駅東口広場で行われる。
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鹿児島市が緑化にがんばっています。住宅や事業所の屋上や壁面を緑化すると費用を一部負担してくれる制度の実施によりすでに効果が確認されています。屋内温度が下がるのは温度計で容易に分かるので良いですね。
また市電の軌道を芝生に緑化するのもおもしろいですね。ライトアップには環境負荷の少ないLED（発光ダイオード）が良さそうです。一貫して環境に配慮していきましょう。